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WATCH 2025年12月号 船上では目の 安 全により一層の 注意を 2025年最後のCrew Watchでは、乗船中の健康・ 安全確保の重要性について特集します。目を 保 護するためのノウハウ、冬季期間中の安全 確保に関するアドバイス、重量鋼板の安全な 取り扱いに関するアドバイスなどをご紹介します。 また、クラブに寄せられた傷病クレームの主な 原因に関するデータを収集・分析し、発生原因と 予 防法を詳しく解説します。 目 の安全について常に意識していただくため、 BSafeキャンペーンの専用ポスターも収めて います。切り取ってぜひ船内に掲示してください。 CREW WATCH | 目次 本号の寄稿者 CREW WATCHの 最新号にようこそ 2025年第3号となる Crew Watch 12月号 をお届けします。 海上で働く船員に 関係する重要な 問題に対応する ためのご参考に していただければ 幸いです。 2 | CREW WATCH MEGAN DODD 編集者 6 安全 船上では目の安全に より一層の注意を ANTHONY GARDNER, LOSS PREVENTION MANAGER, BRITANNIA P&I ANTHONY GARDNER, LOSS PREVENTION MANAGER, BRITANNIA P&I 10 安全 下敷き事故の危険: 重量鋼板の安全な 取り扱い 128 健康 データを読み解く: ブリタニヤP&Iに おける主な船員 傷病クレーム 安全 BSAFE 目の負傷に 関するポスター MEGAN DODD, COMMUNICATIONS EXECUTIVE, BRITANNIA P&I LOSS PREVENTION TEAM, BRITANNIA P&I 4 安全 冬季期間中における 身体安全の確保 JOBIN MATHEW, ASSISTANT LOSS PREVENTION MANAGER, BRITANNIA P&I CREW WATCH | 3 冬季期間中 における 身体安全の 確保 JOBIN MATHEW ASSISTANT LOSS PREVENTION MANAGER, BRITANNIA P&I 主な注意点 •寒冷地域に入る前にあらかじめ十分な 数の防寒着を用意しておきましょう。 全員が着用できるような適切なサイズを 複数発注してください。女性船員は サイズが合わない場合があるため、 別途考慮が必要です。 •保温性の高いベースレイヤー、 目出し帽、パーカーコート、冬用つなぎ、 防寒手袋、冬用ソックス、凍結面に強い 安全ブーツなど、重ね着できる防寒着は 最低限必要な支給品です。 •寒さで手がかじかむと、指先の繊細な 動きが求められる作業を行う際に、 ミスをしたり、時間がかかったり、ケガを したりしやすくなります。そのため、 正確に作業ができるように十分な数の 手袋を用意しておきましょう。 •寒さの中で作業をしているときに服が 濡れると、身体から急速に熱が奪われ るため、非常に危険です。雨中での作業 などが必要な場合に備えて、防水性の ある防寒着も用意しておきましょう。 •氷点下の温度にある金属に直接触る と、肌の熱や水分によって皮膚と 金属表面がくっつき、痛みを伴うケガを するおそれがあります。 •船員は寒さが人体に与える影響につい て学ぶ研修を受けることが必要です。 低体温症や凍傷など寒さで起こり得る 健康被害について知っておきましょう。 •甲板上や乗下船場所が着氷しない よう、十分な量の塩や融氷剤を本船に 積んでおきましょう。 •甲板上が凍ると滑りやすくなり、非常に 危険です。転倒の危険を極力減らして 安全に作業できるように対策を講じる 必要があります。 •食事内容には特に気を配らなければ なりません。身体の発熱を促進して 寒さに耐えられるよう、カロリーの高い 食べ物を摂取する必要があります。 •寒いと脱水状態になりやすいため、 水を十分に飲むことも重要です。 温かい飲み物なら、寒さを和らげると 同時に水分も補給できます。 •風速が増すと体感温度が大幅に 下がるため、その危険性も理解して おくことが必要です。 •寒さによる疾患を予防するために、 極寒時は屋外での作業時間を減らした 方がよいでしょう。作業の種類に かかわらず計画の段階でこの点を 考慮し、長時間の作業が必要な 場合は、休憩を定期的に取れるように 準備しておいてください。 冬に入った北半球では、寒さが船員の 大きな敵となります。寒さに不慣れな人に とってはなおのことでしょう。 寒さによる事故やケガを防ぐには、 十分な備えと意識強化が不可欠です。 寒さの中での作業による傷病を予防するには、 寒冷地対策を施して適切な装備を準備し、 作業方法を守ることが欠かせません。 すべての船員の安全を確保するために、 こうした対策やリソースを準備することは、 会社のほか、船長をはじめとする各船の 上級管理者の責任です。 CREW WATCH | 安全 CREW WATCH | 安全 4 | CREW WATCHCREW WATCH | 5 CREW WATCH | 7 CREW WATCH | 安全 CREW WATCH | 安全 もうひとつの問題点は、切削作業などの際に切粉を 飛散しにくくするために工具や機械に取り付けられている セーフティガードです。状態チェックを行ったときや、 実際に事故があった後に原因を調べていたときに、 こうしたセーフティガードがなくなっていたり、不備が 見つかったりするケースがあります。 リスク評価 船上で行う作業についてはどれもリスク評価が必要です。 作業を行う人だけでなく作業に加わらない人についても、 ケガをする可能性がないか必ず検討してください。 船員をリスクから完全に遠ざけることが可能であれば、 それが最も効果的な対策となります。液体の入った ドラム缶を手で運ぶ代わりに固定配管を設置するなど、 負傷事故は、電動工具や手動工具の使用中、溶接中、 有害な粉末や液体、貨物の取り扱い中など、作業に 従事している人が被害者となるケースが大半です。しかし ながら、そうした作業が行われている場所の近くにいた 人が誤ってケガをしてしまうケースも多々あります。 事故事例を検証したところ、その多くで、目や顔を 保護するための個人用防護具(PPE)が着用されて いませんでした。しかも、負傷者自身の意思で着用して いなかったケースがほとんどです。いつも行っている 作業だから、あるいは、すぐに終わる単純な作業だからと、 ケガのリスクを甘く見ていた事例が多数ありました。 中には、防護具を着けるのが嫌い、支給されている 防護具の着け心地が悪い、といった理由でわざと着用して いなかったケースも見られます。また分析によると、目の 負傷事故は船員の階級や経験値にかかわらず発生して います。 特定の作業を機械や設備を用いて行う方法に置き換え られれば、目を負傷する危険性も下がるでしょう。しかし 実際は、作業場所のすぐ近くに最低1人は必ず人員を 配置しなければならない作業が多く、その際に目を負傷 するおそれがあります。そのため、最後の防衛線と 呼ばれることも多いPPEは、なくてはならないものです。 作業ごとのリスク評価では、目にどのような危険があるの かを踏まえて、それに応じた必要な保護方法を細かく決め てください。例えば溶接作業においては、有害光線の 放射による損傷を防ぐための保護が必要です。また、 安全メガネは多くの作業に適してはいますが、完全に 保護できるわけではないため、加圧液体を含む装置などを 操作する際は、安全ゴーグルやフェイスシールドが必要に なるかもしれません。多くの会社が、作業の種類ごとに どのような目の保護具(やその他のPPE)が必要かが 分かる簡単な表を提供しており、この表を見れば使うべき 保護具の選択が非常に簡単になります。 先にも述べましたが、作業場所の近くにいる人がケガを するおそれもあります。そのためリスク評価の際は、 作業場所を隔離する物理的な防壁や、目の保護具の 着用を促す警告標識の設置も検討してください。 セーフティガード セーフティガードがあるのにはそれなりの理由があります。 したがって、装置を使用する際はセーフティガードが取り
Crew Watch 12 2025 Japanese
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